心配な炎の操作

今回完成したリングは、すでにリング

だけ作ってあり、このリングを

選んで頂き、お作りした、

イージーオーダーです。

 

あとは石に合わせ石枠を作り

リングに乗せただけのシンプルなデザインです。

 

この一年オリジナル品を制作できずにいました。

両眼の白内障が進んで、シルエット

しか見えなくなってしまいジュエリー

制作から離れていました。

 

久しぶりに制作して驚いた事に、

以前より腕が上がっていたのです。

 

不思議！

眼が見えるってすごい。

スピード、正確さ、全く違い

疲れなくなり驚きの連続で、

当たり前ということに感謝です。

 

そこへちょうど注文が入り、

不安ながら作業に取り掛かりました。

 

一番の心配がロー付け作業。

火を使う仕事ですから、まず金属を

誤って溶かしてはいけないし、

ローがとんでもないところに溶けて

はみ出してしまうこと。

 

すべてしっかり完璧にできました。

 

 

珍しい天然石青サンゴ

昔から、面白い石、珍しい石など

集めて来ましたが、なかなかそれらを

使う機会がなく何年も寝かしておくことになりました。

 

やっと青サンゴが珍しいといって

注文くださった方に、制作を勸めてまいりました。

 

大きな石なので、余計なデザインは不要。

主役は石の青サンゴ。

 

今は特にこのようなサンゴはなかなか

手に入れられなくなりました。

 

昔だったから見つけられたのだと思います。

誰もが好むものではない石は、仕入れては

くれない石屋ばかりになりました。

 

石屋さんに行っても面白くなくなりました。

 

リング購入時どこをポイントに見たらいいか

・石物なら、まず石がしっかり留まっているか？

・石がガタガタしていないか？

・石枠がリングの肩（石枠とリングの隙間）

にしっかり引っかからないような

デザインになっているか？

この画像のような石枠の角の部分。

（肩という）

ここは服やスカーフや何かと

引っかかりを作りやすいかと

思いますので、これを防止のための

しゃかだまという銀の丸玉を取り付けました。

 

・裏を見てきれいな仕上がりになっているか？

石座がしっかりしているか？

・指の当たるリングの内側が、

ザラザラしていないか？

・リングの表面がどこを撫でても

引っかかりがないかどうか？

 

このあたりがチェックポイントになります。

 

石が主役の場合は、

石が引き立つよう、じゃまにならぬよう

使いやすい作りをと心がけが必要です。

 

 

ジュエリーは永く持って当たり前。

この先10年20年お使い頂くために

先々を考慮して作ります。

 

値段だけで決定してはいけません。

リングの厚みも大事なポイントです。