今更ながら、切ってもきれないファッションコーディネイトとジュエリー

私自身ファッションとは、全身の

コーディネートをファッションと考えます。

 

ジュエリーの形だけを考えていると、

使いやすさも大事ですが、形だけ追って

デザインを考えていると、あの服には

あわない、この服だけしか使えない

この場面でしか通用しないとか、

色々不便が生じやすくなることもあります。

 

お出かけ時、大きな部分を決めてから

小物を考えませんか？

 

ジュエリーデザイナーは、当然全身に

関心がないと、ジュエリーのデザインに

不足が出るかと思います。

 

今日はこの服とした時、イヤリングは？

リングは？この服だからバッグは？

靴は？と考える方も多いかと思います。

 

そのため、いろいろなシーンや使う人の

ことを考慮しての、デザインが必要になります。

 

服、ヘヤースタイル、バッグ、靴など

全体のコーデがジュエリーを考える時、

浮かばないと使いにくいジュエリーに

なりやすいでしょう。

 

こういう服にこんなジュエリーをつけて

欲しいという思いがないと、単独での

ジュエリーデザインだけでは服との

マッチングが難しいはずです。

 

こういう人にこういうジュエリーをこん

なファッションでつけてほしいという、

願望がデザイナーにはあるはずです。

 

サンゴチョーカーとお腹隠しのスカーフ

 

デザイナーの思い

ジュエリーだけデザインしていると、

独りよがりになりがちにもなるでしょう。。

 

私個人の考えは、

「ジュエリーは芸術作品になってはいけ

ないが、芸術の香りは必要。」

というのが持論です。

 

 

日常に使いにくいデザインでは、飾り物

になってしまいます。

創り手としてはいつも気に入って、

使っていただきたいものです。

 

ハイジュエリーに限っては、少々話は違います。

非日常的なデザインになります。

かなりの高額ですから、どうしてもびっ

しりとメレダイヤを使いますし、特別な

お席に出席という感じになるのが、常識的な考え方でしょう。

 

今の時代に合うデザイン、人の行動や

時代の流れなども無視できません。

 

現代は世界中がラフなファッションが

主流になっていますから、それらの

ファッションにも合い、その上

ジュエリーをプラスすることにより、

グレードアップするというものが、

使いやすいと考えております。

 

ファッションコーデ、何を基準に選択したら？

今回はペンダントについてのご提案です。

 

今現在お持ちの服を再確認してみてください。

どんな服が主流になっているのか。

・スポーティー？

・地味な目立たない服？

・マーケットに行くような感じの服が多い？

・色は、明るい色？黒っぽいものが多い？

・外出時、ジャケットが多い？

・パンツスタイルが多い？

・スカートの長さは？

 

基準とは、まずはお持ちの服でしょう。

細かい柄物は、シルバーの場合は小さな

ペンダントなどはつけているかどうか

わからなくなってしまいがちです。

 

その場合は、ゴールドの小ぶりならアクセントになります。

ダイヤが入っていればなお良いです。

 

無地色なら何でも会います。

シルバーの小さいものも、無地ならポイントになるでしょう。

 

大柄の柄物の服の場合は、シルバーか

プラチナの単純なデザインで少々存在感

のある大きめのものがお薦めです。

ダイナミックなシンプルなデザインをお勧めします。

 

ここで一つご注意を、大ぶりのヘットや

チョーカーを付ける場合、

「世界中で私が一番似合うのよ。」と

いうくらい、自信を持っておつけください。

 

あっという間に売れた水牛チョーカー

 

そうでないと、デザインに負かされてしまいます。

不安な気持ちは厳禁です。

着けたのなら自信を持つことです。

必ず似合っていますから。

 

などなど、ご自身の好みを客観的に再確認してみてください。

無意識に選んで購入していたり、

そのため同じような服が増えていたりしませんか？

 

人はご自分の好みに偏りすぎることが多いです。

そのためどこへ行くにも同じような雰囲気になりがちです。

 

それはご自身の一面しかご存じないからです。

いろいろな方と接客していると、まだ

ご自分が知らない素敵な一面があること

を知らない方がなんと多いことか。

 

今までとは違う選ばない、コーデを

ジュエリーと共にご提案すると、びっくりなさいます。

 

と同時に、全く違う印象にもなります。

初めてのご自分との対面ですので、

見慣れていないためか、簡単には

受け入れがたい方がいます。

 

一年後、

「勇気が出たから挑戦してみます。」

とおっしゃったお客様がいらっしゃいました。

 

別の違う一面を認めるのに、人によって

は時間がかかることもあるのだなと感じたものでした。

 

素敵な一面ですから、早く実行していただきたいものです。

その方は、私のアドバイスを信頼して

いただいての決断だったのでしょう。

ありがたいことです。

 

女性たちを今よりもっと美しくなって

いただきたく、選んだ仕事ですから

何より嬉しいです。

 

体格に合う大きさも形もありますが、

それについても追々お話したいと思います。

 

リング選びにも、別の機会にしたいと

思いますので、お楽しみお待ち下さい。

 

見た目ほど仰々しくないサンゴチョーカー

 

まとめ

・今回はペンダントについて。

・ジュエリーのデザインだけを求めると使い勝手が悪くなりがち。

・コーデは大きいもの（服）から決めると良い。

・小柄模様の服ならば、ゴールドのヘッドがよい。

・大柄の模様の服ならば、シルバーの

シンプルダイナミックなデザインがポイントになる。

・無地なら、大きさもシルバー、ゴールドどれも良い。