ジュエリーの定義ご存知ですか？

・ジュエリーは金銀プラチナの、貴金属

　を使用している。

・シルバーさえも貴金属に分類されない

　場合もあります。

・金銀プラチナを使用し、天然石を使っ

　ている装飾品。

これが定義です。

 

私が出店する百貨店でも、ほとんどが

ジュエリーとアクセサリーの区別がな

く一緒ゴタです。

 

メッキ物でもジュエリーと扱っている

所も多いです。

ジュエリーは貴金属・アクセサリーは

銅や真鍮その他の金属を使用しています。

 

地金相場でも価格が表示されているのは

金銀プラチナパラジュームです。

 

売却が可能な金属が貴金属です。

 

ジュエリー制作の現場とは？

 

ジュエリーとアクセサリーでは、

使う道具も違う。

メンテナンスの仕方も全く違います。

 

ジュエリーはバーナーを使用します。

火を使う作業とヤスリを使う作業が中心

となります。

そのため体で感覚、技術を習得するのに

時間がかかるわけです。

 

 

アクセサリーは出来上がったパーツを

組み立てる作業が主な作業のため、

ペンチ類を使用。

 

接着する作業は、接着剤やハンダ付けです。

このように、全く違う分野なのです。

 

全てをアクセサリーと一括にされてしま

うと、出店中困惑する場面も多々あります。

 

シルバー商品を見て、クレイシルバー

商品と思い、理解して頂けないことが、

何度もあります。

そんな時、理解していただくために、

「ティファニーやカルチェが、粘土で

作っているとお思いですか？」と尋ねてみます。

 

さすがに粘土で作っているとは思われて

はいないようです。

詳しく説明してもおわかり頂けないこと

が多いときは、この問いをすると、

すぐに理解していただけます。

 

非常にわかりやすのでしょう。

本来のジュエリー製作は、粘土では

不可能なデザインも多くあります。

 

また、パーツの組立でもありません。

宝飾加工は一人前になるまでに何年もかかります。

 

 

それはなぜか？

・石の知識

・貴金属加工の技術

・各貴金属地金の性格・特徴の知識

・金銀プラチナそれぞれ、加工時の火の

　温度が違います。

・各貴金属により、研磨技術が違います。

・頭の中で考えた3次元デザインを、

　2次元の平面に立体として表すデザイン

　画力などなど、総合的な知識や技術が必要です。

 

また、失敗をしないためには、経験が必要です。

石の扱いは、割る、ひびが入る、

色が変わる、パールやダイヤなどは焦が

す、などいろいろな事故が起こりえるからです。

 

何より大事な購入後のアフターサービス

宝飾品（ジュエリー）は、購入後の

アフターがとても大事です。

 

長持ちして当たり前、腐敗するもの

でもありません。

傷取りや石についた脂やそれにつく

ゴミや汚れ、これらを取れば、

いつまでも十分に新品のように使えます。

 

美しいままでいます。

アフターが十分に出来るということは、

十分な地金の厚みがあり、問題のない

天然石を使用していることや、後々の

サイズ直しや、修理をすることを想定

しての制作をしているといいうことです。

 

表面的な綺麗さや値ごろ感だけで購入

せず、よく検討することをお勧めします。

 

貴金属は後に売却もできます。

手直し、リフォームもできます。

損しないためにも、はじめにしっかりと

した商品を選ぶことが大事ですし、後悔

をしないですみます。

 

まとめ

・ジュエリーの定義

　・ジュエリーは金銀プラチナの、貴金属

　　を使用。

　・金銀プラチナを使用し、天然石を

　　使っている装飾品。

・アクセサリーは銅や真鍮その他の金属

　を使用。

・地金相場で価格が表示されている。

・ジュエリーとアクセサリーでは、

　使う道具も違う。

・メンテナンスの仕方も全く違う。

・ジュエリーは、火を使う作業とヤスリ

　を使う作業が中心。

・アクセサリーは出来上がったパーツの

　組み立てが主な作業のためペンチ類を

　使用。

・アクセサリーの接着作業は、接着剤や

　ハンダ付け。

・宝飾加工は一人前になるまでに何年も

　かかる。

　・石の知識。

　・貴金属加工の技術。

　・各貴金属地金の性格・特徴の知識。

　・金銀プラチナそれぞれ、加工時の

　　火の温度が違うその使いこなし。

　・各貴金属により、研磨技術が違う。

　・その研磨機の熟練が必要。

　・頭の中での3次元デザインを、

　　2次元に立体として表すデザイン

　　画力。

・石の扱いは、割る、ひびが入る、

　色が変わる、パールやダイヤなどは

　焦がす、などいろいろな事故が起こり

　える。

・宝飾品（ジュエリー）は、購入後の

　アフターが重要。

・長持ちして当たり前、腐敗するもの

　ではない。

・傷取りや石についた脂やそれにつく

　ゴミや汚れ、これらを取れば、

　いつまでも新品。

・アフターが十分に出来るということ

　は、十分な地金の厚みと、良質の

　天然石を使用していること、後々の

　サイズ直し、修理等を想定しての制作

　をしている。

 

以上のように、製作者はこれらをいつも

心がけてせいさくしています。

物品にも提供する人間性が必ず反映しま

す。

真面目な製作者ほど、それを十分心得て

います。

そんなことを思い出して頂きながら、

お買い物を楽しんで頂きたいです。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。