40～50年前日本でブーム

今の70代くらいの人には馴染みのあ

る方もたまにいらっしゃいるようです。

 

百貨店に出店していますとほとんど

知らない人が多いです。

 

「マクラメ編み」はかなり長い歴史の

ある技法で、日本では正倉院の中に

馬につける鞍の紐が保存されています。

https://shosoin.kunaicho.go.jp/api/bulletins/31/pdf/0000000255

（こちらに詳しい内容が書かれています。）

 

元々の発祥はイスラム文化から生まれ

たと言われています。

 

ネット検索では、下記のような

説明がされています。

 

[「マクラメ｣の語源 その、「マクラメ」

という言葉の語源、実はアラビア語と

トルコ語。 組紐を意味するアラビア語

「ミクラマ」とトルコ語のタオルとい

う意味の「マクラマ」に由来するそう。

そのルーツはアラビアのラクダの背に

つける麻袋の結び方だったとか。]

 

中世にイスラム文化圏で発展し、

アラビア人によってヨーロッパ各地で

独自の発展をとげたと言われています。

 

50年ほど前には日本でも一度

大変ブームになったことがありました。

 

私もその頃、タペストリーなどを

制作して楽しんでいたことを思い出します。

 

素人でもなかなかの出来栄えになり

満足感のある手芸でした。

 

あの頃から、タペストリーや手提げ

バッグ、植木鉢を釣るものや、

コースター、ランチョンマットなど

インテリア用品が人気でした。

 

今でもそれらの作り方の手芸本が

でていますね。

 

コロナ直前より再燃始まる

半世紀ほど経った今、またブームが

ジワジワときているようです。

 

なかなか魅力あるものが作れるので

私もまた、本腰入れ商品作りを始めました。

 

犬首輪を制作したきっかけで、

マクラメ編みもする気になってしま

いまいました。

 

犬首輪は丈夫さが大事なので、

パラシュートコード（略してパラコ

ード）を使います。

 

マクラメ編みとパラコード編みの違い

・マクラメ編みは綿ロープを使った物

・パラコード編みは、パラコードを

使ったものを言います。

 

編み方もパラコード編みと

マクラメ編みは全く違います。

 

パラコード編みの特徴1

・厚みが出ること。

そのためガッシリと丈夫です。

もともとアメリカのパラシュート部隊

から始まったと言われているため、

テントの設営やパラシュートに使用

するために考案されたと言われています。

 

そのためがっしりとした作り方で、

まさに犬の首輪にはピッタリの

編み方です。

 

皮膚への刺激もエッジが丸いため

少ないのでドンピシャなんですね。

 

特徴2

オリジナルの編み方は難しいが

・色の組み合わせは自由。

マクラメ編みの特徴1

・厚みが出ない。

特徴2

・オリジナルの制作が可能。

模様の組み合わせ、配置など

自由度があるため、独自の

デザインが作れるメリットがあります。

特徴3

・色の組み合わせも自由。

 

マクラメ編みとパラコード編みを融合した商品も可能

私のyutubeチャンネルでは、

最近、両方を融合した首輪作りを

取り入れています。

小型犬には厚みはあまり必要ないし、

ということから、

「パラコードでマクラメ編み」を

提案した投稿を増やしています。

 

まとめ

・マクラメ編みはイスラム文化圏から発祥と言われている。

・日本では40～50年前に一度ブームが起きている。

・半世紀過ぎた今、再燃中。

・マクラメ編みとパラコード編みは

編み方が全く違うもの

・マクラメ編みの特徴は、厚みがない。

模様の組み立てや配置などオリジナル

制作が出来る。

・パラコード編みの特徴は、厚みがあり

丈夫でがっしりしている。

アメリカのパラシュート部隊から生まれ

たと言われているため。

・オリジナルな編み方は難しい。

すでに完成されているため新しい編み方

は出尽くしているようにも思われる。