皮膚に優しい首輪

当アトリエカリーナ・カリーナ

(Carina.Carina)は、パラコード

ロープ専門の犬猫首輪を制作す

る工房です。

 

youtubeで作り方も発信しています。

youtubeはこちら

 

皮膚の柔いペット達には、皮膚への

あたりが気になり、頻繁に掻いたり

首を振ったりして、うっとうしい

思いをしている子たちも少なくないです。

 

その原因は、首輪のエッジが皮膚

への当たり具合が、心地悪いこと

にあるようです。

 

当アトリエでは実際に、飼い主さん

にパラコード首輪を使っていただき

3か月後の犬の様子、首輪の消耗度

６か月後の犬の様子、首輪の消耗度

や不具合を報告していただいていま

す。

 

そのデータを参考に、改良しながら

丈夫でやり心地良いように、長持ち

するよう新作に生かしています。

 

パラコードの材質にこだわる意味

首輪にはいろいろな材質があります。

革、布などが特に主だったものかと

思います。

 

私がパラコード（パラシュートコード

の略）にこだわるのには、制作工程が

ひと結びひと結びと結びつなぐ工程に

よる

●若干の伸縮

●急なダッシュ、急にストップを

かける事態に起こる、首絞め状態

からの目の血走りや、眼球飛び出

しを防ぎやすい

●皮膚への影響として、首輪の

エッジの形状が丸い

●パラコードの特徴の厚みがある

（首への食い込みにならない）

●丸紐で結びながらの制作のため

皮膚へ刺激を与えるような硬さが

ない

●人の皮膚へも手触りがやさしい

 

これらのことが飼い主さん達からの

報告がありました。

 

＊余談

本業のジュエリー制作でもお使いに

なる方への思いやりは、リングの

場合、リング部分の厚みです。

 

厚みのないリングは荷物を持った時な

どリングのエッジが食い込みやすく

痛くもあり、変形もしやすいです。

 

作り手へも身体的に影響

手作業でしかできなく、量産はできな

いため、効率はひどく悪いです。

 

ハードなロープ（固めなロープ）は

仕入れ値は安いです。が、通常使用し

ているソフトロープは少し高いのです

が、私自身の手や手首への影響もあり

制作を続けることが不可能になると

感じたことがあり、ハードロープは

やめました。

 

人間でさえ影響があるので、なおさら

ペット達にとってはと考えると使えま

せん。

 

飼い主様からの結論

そのこだわりが、リードと首輪を

セットでご注文くださった顧客様か

らのご報告で分かったのが、リード

の持ち手が、手触り良く今まで使

ったどれよりも心地よかったとの事

でした。

革もいろいろなランクがあり、人間

の高級ベルト作りのように、革の

なめし具合、エッジの角取りと

コーティングのように、隅々まで

革が長く保ち、美しく丈夫な製法

で作られているような首輪なら、

エッジの角で、皮膚に刺激を与える

ことは少ないと思います。

 

やはりそのような仕上げの首輪は

高級品です。

高級品の良さをご存じの飼い主

さんなら、ご理解いただけると

思いますが、やはり価格を無視できな

い飼い主さんは、その商品の隅々まで

革の処理や縫製などじっくり観察して

ご購入してください。

 

●革が切断されたままか

●角が丸く処理され、切断面の

コーティングを施しているか

などをしっかり見極めてください。

 

獣医さん通いになれば却って高く

つきます。

 

価格はともかくとして、どういうこと

が皮膚に影響するのかをしっかり調べ

て購入されることをお勧めします。

 

ペット達の皮膚は非常に薄く、擦過傷

や皮膚炎にもなりやすいため、首輪や

ハーネス選びはしっかり選択する必要

があります。

 

●2018：ペットシッター資格所有
（一般社団法人日本アニマルウェルネス協会会員）