丸玉の穴の大きさ・位置がきちんと出来てるか？

多くの方が天然石という事で、皆同じだろうと考える方が、多いように思います。

が、実際は全く違います。

 

宝飾の仕事をしている私などは、宝飾の地場産業から仕入れることがほとんどです。

 

アジア経由での天然石はどちらかと言うと安め、

アメリカ経由で日本に来たものは高額になると、

仕入先の業者さんからも聞いております。

 

安い、高いは何が違うのか

このようにガタツキ無く繋がります。

きれいに横並びになっています。

 

石の質、内包物、亀裂、色などにより価値が違ってくるのは、皆様よくご存知かと思います。

意外と知られていないのが、穴の開け方も違います。

 

安い物は穴が大きく、石の真中心から少し外れていたりと言うことがよくあります。

 

安いからと購入して、私も失敗したことがあります。

ネックレスを作る場合などは、この穴の位置が商品の出来不出来がはっきり出ますので、要注意です。

 

宝飾で使う丸玉石

中心にきちんと穴が開いているため、きちんとしたグラデーションが出来ます。

 

パールも含め穴の大きさは0.6mmです。

中に通すワイヤーの太さも0.45mmをよく使います。

パールの中心をまっすぐ穴が開けられていますから、きれいにまっすぐ繋がります。

 

一方穴が大きいと、この通常使うワイヤーを使った場合、パールがガタガタ繋がりますから、粒の揃わない状態になります。

穴が真中心でないと当然上下にガタつきます。

そういう場合は、も少し太いレース糸のような

物を使うと、しっかり安定はしますが、もともと

の穴が中心に空いていないため、ガタツキはなくなっても、上下のばらつきはかわりません。

 

このような違いがありますので、お値段だけではない石の作りの丁寧さも考慮に入れる必要があります。

 

ネットなどでの購入はその点がわかりにくいですね。

画像をしっかりご覧頂くか、よくご存知のところから購入されるといいでしょう。

 

私の仕入れる石はネットには出さない、高額品が

多いため、質の高いものしか仕入れないので、

というのも百貨店出店が中心の営業ですので、

仕入れはすべて一緒の仕入れですから、ネット

だからとの区別がありません。

 

天然石のピアスやイヤリングの場合は、中途半端に残ったものを使うため、質は最高に良いものを使うわけです。

なので、一点物も多くなります。

 

真中央に穴が開いているため真っ直ぐにドロップしている状態

 

まとめ

• ●天然石の丸玉は、穴の位置が真中央であることをよく確認
• ●丸玉の穴の大きさは、0.6mmが宝飾では通常
• ●ネックレスを購入時は、石の並びに注意。

きちんとラインがきれいな事を確認必要。

 

こんな点を注意してご購入してください。

いつまでも愛着のわく商品になる事でしょう。