問題を抱えた犬猫たち その1
社会性がない犬猫に多い
人間社会で一緒に暮らすには、人間社会のルールを最低限は身に着けさせる必要があるでしょう。
お互いに楽しく安心して暮らせないですから。
問題例として
1 社会性に欠けた犬
・見知らぬ人や犬に、敵意を見せたり恐怖を感じてしまう。
・外出が怖くて出来ない
・車や些細な音に敏感、初めて見るものにも怖がる。
犬猫に社会性を身に着けさせられるのは、生後4~5ヶ月頃までと言われます。
★どう対処すればいいか
- ●小さなお子さんと同じで、犬の意思やペースに合わす。
・安心できるスペースと時間の確保
・嫌がったり怖がっている時は無理強いしない。
・他の犬や人間を近づけない。
・余計に不安や恐怖を植え付けてしまう。
- ●はじめての経験には「楽しい事」として残るように。
・良いことをしたら、おやつが貰えるというよう
に、楽しい事良い事とを関連付けられると、ワン
ちゃんのストレスなしに過ごせるようになる。
2 吠える
●よく無駄吠えをすると言う事があります。
この無駄吠えとは、人間にとっての不快感だったりします。
・見知らぬ相手に対して警戒感。
・不安、恐怖から。
・他人や犬に対する興味、関心から。
・退屈しのぎ、欲求不満から。
★どう対処したらいいか
●犬の都合も踏まえ、身体的、精神的に負担がかからない方法で止めさせる事。
・吠えなくともいいように環境を見直す。
・十分な運動、遊び、おもちゃ等を活用する。
・恐怖や警戒から吠えるのであれば、安心して過ごせるスペールと時間を作る。
・散歩を十分にしたり、遊びの相手をして刺激を与えてあげる。
ご近所迷惑にもなりかねない場合は、専門家のドッグトレーナーに相談するのも良いでしょう。
また、工事不要の防音設備もいろいろ出回っているので活用するといいでしょう。
3 分離不安
●特に犬にとっては群れる本能がありますから、
一人にされる事に不安やストレスを感じやすいです。
そのストレスが過剰になると分離不安の状態になります。
・家具をかじる。
・留守中吠え続ける。
・排泄の失敗をする。
・自傷行為をする。
★どう対処したらいいのか。
・犬が分離不安による問題を起こしたら決して叱らない。
・不安とストレスを抱えた犬を叱るとさらに不安を増長してしまう。
・留守番する事が楽しくなる工夫をすると良い。
・おやつを少しづつ部屋のあちこちに隠し、探させるゲームをさせる。
・安全で少々頭を使うようなおもちゃで遊べるようにする。
・日頃より、留守番のトレーニングをしておく。
・外出前、後は犬との過剰な接触はさけて、普段どおりに振る舞う。
まとめ
・犬猫に社会性を学ばせるのは生後4~5ヶ月の間。
・人間社会の社会性を持たせることが、犬猫にとって楽しく暮らせストレスの少ない暮らしが出来る。
・犬猫のペースに合わせ、スペースや時間をとってあげる。
・犬が吠えるのは、不安や恐怖からで、それらを無くす環境を作る。
・十分な運動、遊びをするよう心がける。
・飼い主の留守中に起こした事を、決して叱らない。
・日頃より、留守番のトレーニングをすると良い。
・外出前と後は、普段どおりに普通に振る舞う。
今回はこの3つの問題を取り上げてみました。
明日は、甘噛み、排泄の失敗などに触れたいと思います。
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