ブラッシング嫌いな犬猫を慣らすには
ブラッシング手順とブラシに慣らすには
犬猫がブラシを好きか嫌いかを見るには、ブラシ
を手に持った時、目をブラシから離すか離さないかでわかります。
目を離す場合は、全く問題はないですが、
目を離さないようであれば、ブラッシングを警戒しています。
警戒している様子の時は、ブラシは目の届かない
ところに置き、一緒に遊んだりして気分転換をしてあげて下さい。
ブラシを置く位置を、苦手な犬猫との距離を少しずつ近づけて置くようにします。
一緒に遊ぶという事を繰り返しながら、ブラシを
体に当てることが出来るようになります。
そこまで恐怖を感じていない場合、ブラシをみた
時はブラシの動きは止めて、ペットの視線が外れ
たら、再度ブラシを見ていないことを確認してか
ら、ゆっくりブラシを背中にあてて行く、と言う
ことがポイントになります。
ブラシを置く場所は始めに背中です。
ゆっくりそしてゆったりとした気分で動かします。
また、ブラシを持っていない手の力加減は、
そっと添える感じですが、弱すぎると便りなさを
感じさせてしまうので、ペットたちを大切に思う
気持ちで、手から愛情を伝えるようにして下さい。
ブラシで被毛をとく
背中にブラシを当てたなら、ブラッシングをする
のではなく、ブラシのピン部分をゆっくり優しい
声掛けをしながら、何回も当てます。
たくさん褒めながら、ブラシのピン部分を何回も当てて下さい。
その時も感謝を伝えながら、語りかけながら作業
をすることが大切です。
手順として、ペットがブラシを見ていないという前提でする事です。
1 ブラシのピン部分を背中に当てる。
2 ピン部分を当てたり離したりを繰り返す。
3 1cm程ブラシを毛並みに沿って動かす。
4 ブラシのピンを2cm、3cm、4cm,と少しづつ動かしブラッシングしていく。
ペットがブラシの動作を見ないでいてくれるやり方を探します。
背中をブラッシングして、リラックスしている
様子で視線もブラシから離れているようであれば
、ブラッシングの範囲を背中から尻尾、肢と移動していきます。
このときも、優しい言葉をかけながらそっと進めていきます。
コーギー、柴犬等アンダーコートとオーバーコー
トの二重構造の被毛を持つ犬種が、換毛期(春秋)
に、アンダーコートが生え変わるためにかなりの抜け毛が出ます。
長毛種の場合は、もつれ毛玉の出来易いところは、
特にしっかりブラッシングをして下さい。
ブラシの選び方
ブラシ選びの基準は、ブラシを実際犬猫にあて
被毛の長さや毛量に合うかどうかが必要です。
ピンの長さが被毛の根本まで、ピンが届いている
うかどうかを見て下さい。
根本まで届かないようでは、ブラシの効力が
落ちてしまいますので、注意して下さい。
一般ブラシの注意
・ピンブラシ
ゴムクッションの上に、ピンが植え込んでいる。
ピンはステンレス、鉄、真鍮の種類があり又、
金属の代わりに合成樹脂を使用した、ピンの柔かいタイプもあります。
軽く、ブラッシングの時疲れないものが良いでしょう。
自分の髪に通して、痛くないものを選ぶと良いです。
★長毛種の被毛のもつれを解く時、ほこり、フケを取り除きます。
・スリッカーブラシ
金属台にゴムのクッションを張りその上に細か
い「く」の字に曲がったピンが植え込まれたブラシ。
ペットの体格により、大きさを選んで下さい。
★被毛のもつれを解く、毛玉、死毛を取り除きます。
特にダブルコートの犬種の換毛期には、死毛を
しっかり除去してくれるブラシです。
★スリッカーはブラシの毛先が鋭いので、何度も
同じところをブラッシングしたり、力強いと
皮膚をキズつけるため気をつける事です。
・獣毛ブラシ
豚、馬、猪などの毛が代表的です。
毛先を揃えていない物のほうが、被毛への通りがよく効果的です。
★被毛、ほこり、汚れを取り除き、被毛に艶を与えます。
・ラバーブラシ
ゴム素材で出来たブラシ。
皮膚や被毛にも優しいブラシ。
今話題の手袋状になったグローブブラシもあります。
★換毛期で被毛が大量に抜ける
被毛を一度に集めることが出来る
肌に直接当てることが多いので、マッサージ効果もえられます。
中、短毛種に大変適している。
・コーム
一般的には金属製のくし。
ピンの感覚によって、粗目と細目があり、両面タイプが一般的。
ピンの長さは色々あります。
毛質と毛量によって選んで下さい。
★粗目コームは死毛の除去に。
細目コームは毛並みを整える仕上げに。
まとめ
・ブラシを手に持った時、犬猫が目をそらすか、
そらさないかでブラシに対する警戒心がわかる。
・警戒するのなら目の届かないところにブラシを
置き、一緒に遊び、気分転換をすると良い。
・ブラシが苦手な犬猫たちには、少しずつ近づけ
るように距離を縮めて置き、一緒に遊ぶを繰り返す。
・ブラシを背中に当てるを繰り返して慣らす。
・ブラシを見ていないことを確認してから、背中
にブラシを持っていくというのがポイント。
・まずブラシは背中から、ゆっくりと動かしていく。
・ブラシを持っていない方の手の加減は、手から
愛情を伝えるようそえてあげる。
・ブラッシングの範囲を背中から尻尾、肢と少し
ずつ移動して広げてゆく。
・アンダーコート、オーバーコートの二重構造の
被毛を持つ犬種は換毛期(春秋)に、アンダー
コートが生え変わるために抜け毛がでます。
・アンダーコートの手入れは、スリッカーやピンブラシが適している。
・ブラシ選びは、ブラシを実際に犬猫に当て
被毛の長さや毛量に合うかどうか見る必要。
・ブラシのピンの長さが、被毛の根本までピンが届いているかどうか見る。
・ピンブラシは、長毛種の被毛のもつれを解く時、ホコリ、フケを取り除く。
・スリッカーブラシは被毛のもつれを解き、毛玉、死毛を取り除く。
・獣毛ブラシは、死毛、ホコリ、汚れを取り除き被毛に艶を与える。
・ラバーブラシは、新しいものではグローブブラシもある。
換毛期で被毛が大量に抜ける。
死毛を一度に集めることが出来る。
肌に直接当たるのでマッサージ効果も得られ、中、短毛種に適している。
・コームは、粗目は死毛取り除きに。
細目は毛並みを整え仕上げ用に使用。
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