色って加工処理で作っている？

イエロー

ピンク

レッド

パープル

ブルー

グリーン

オレンジ

ブラウン

ホワイト

グレー

 

これらは、ショップでは

「トリーテッド・ダイヤモンド」

と言われています。

 

色々な処理法

 

• ●照射と熱処理

カラーやグレードの低い石は、放射線で

放射処理、熱処理をします。

これらを処理すると色が変わります。

 

しかし、全てが均等にきれいな色になる

わけではありません。

熱処理結果にはバラツキがあります。

ダイヤモンドとしての鑑別は可能です。

が、全てが鑑別可能というわけでもありません。

 

• ●ペインティング

ガードルやキューレットにマニキュアや

インクを塗る方法。

•  
• ●コーテイング

青系のインクの代わりに灰青色のガラス

上物質を、＊蒸着させる。

 

＊金属や酸化物などを蒸発させて、素材

の表面に付着させる表面処理あるいは

薄膜を形成する方法の一種。（ウィキペディア）

•  
• ●充填処理

クラリティーやグレードに影響し、表面に

達しているフェザー（内部に亀裂のような

傷）にガラス状物質を充填させる方法。

 

フェザーが目立たなくなり、見かけの

クラリティーとグレードが良くなったように見える。

 

●漂白処理

黒色の包有物は目立つため、レーザー

光線で小さな穴を開け、酸処理をして

漂白をすると目立ちにくくなる。

 

宝石の処理は常識

 

ダイヤモンドは天然の鉱石なので、地下

深くから地表にまで来る間に、いくつも

の厳しい条件をクリアーしてきます。

なので、完全な物は非常に稀といえます。

 

ほとんどダイヤモンドに限らず、色石は

きれいな色にする処理が施されます。

 

処理としては2種類あります。

宝石が大好きな方は、もうご存知たろう

と思いますが、

 

• エンハンスメント処理とトリートメント処理
•  

 

・エンハンスメントは改良。

エンハンスメントは、宝石の美しさを引

き出す目的で行われる手段。

 

その宝石の生まれ持った因子で決定され、

どんな宝石でも因子がなければ美しい効果はでません。

 

同じ種類の天然石でも、その石の美しさ

に応じてその効果が現れるということになります。

 

殆どの天然石は現在では、このエンハン

スメントが行われているのは常識になっています。

 

・トリートメントは改変。

その宝石がもっている性質に関係なく、

人工的に色、外観を変える加工のことです。

 

トリートメントは、本来の価値と改変後

とは見かけ上、違うため取引上において

は「処理石」であることを、明確に区別し

て扱う必要があります。

 

しかし、ごく一部の石においては自然の

ままなのか、トリートメントが行われた

ものなのかが、わからないものもあります。

 

エンハンスメントされた石の例

＊社団法人ジュエリー協会　ジュエリーコーディネイト参照

 

 

まとめ

・色は加工処理で作っている。

イエロー

ピンク

レッド

パープル

ブルー

グリーン

オレンジ

ブラウン

ホワイト

グレー

・●照射と熱処理

　カラーやグレードの低い石は、放射線

　で放射処理、熱処理をします。

・●ペインティング

ガードルやキューレットにマニキュア

やインクを塗る方法。

・●コーテイング

青系のインクの代わりに灰青色の

ガラス上物質を、蒸着させる。

・●充填処理

クラリティーやグレードに影響し、

表面に達しているフェザー

（内部に亀裂のような傷）に

ガラス状物質を充填させる方法。

・宝石の処理は常識

・エンハンスメントは改良

・宝石の美しさを引き出す目的。

・トリートメントは改変。

宝石がもっている性質に関係なく、

人工的に色、外観を変える加工。