つぎつぎとジュエリーの鋳造会社が倒産

本日また取引先の鋳造会社が廃業しました。

 

このままいったらいつまで

ジュエリー制作の仕事が続けられるか？

 

昨年、お客様の受注品をお願いする

ために、いつもの取引先に電話確認

してみたらなかなか繋がらない。

 

しつこくかけ続けていたら、やっと

繋がったが、廃業しましたとの返事。

 

びっくりしてさぁ大変新たなところ

にお願いしなくてはと、大急ぎで

別の取引先に連絡したが、注文する

ジュエリーはできないと、断られ

た。

 

それなら、長年取引のある

地金精錬業者ならどこかしら紹介し

てくれるだろうと、新しい会社を

紹介していただきました。

 

今回はその時、できないと断られた

会社に、もしかしたら、やめている

かもしれないからと、念のため連絡

したら、嫌な予感が大当たりで廃業

したとの返事。

 

これで何件目？

今までに6件の取引会社をなくしてきました。

 

関連業者もつぎつぎと

貴金属ジュエリーが売れないから、

次々と鋳造会社がなくなっています。

 

鋳造会社だけではありません。

関連工具製造所もどんどん

なくなっています。

 

石研磨屋さんも、20年前から

会社をやめてきています。

 

山梨は天然石が採れる産地でもある

ため石研磨会社は、以前はたくさん

の研磨業者がありました。

ある時期からは、メガネやに変わってきました。

 

ヤスリの制作会社、フイゴ屋、

石留め屋などなど、ジュエリー制作で

必要なメレダイヤ用小さな石枠も

製作中止。

 

鋳造屋さんが倒産するのも

無理からぬことですね。

 

そう遠くない日に、メイドインジャパ

ンはなくなるかもしれないと予想が

的中してしまうかもしれません。

 

新しい鋳造会社に発送

本日完成したワックス原型を

以前の会社が廃業してしまったので

紹介していただいた会社に出すことにしました。

 

この業界も完全分業です。

呉服と言いジュエリーと言い

生活必需品でないものは、

どんどん日本ではなく賃金の

安い国をあちこち点々として

日本へ入ってくるのでしょうか？

 

日本も本当に貧乏になったなぁと感じる毎日です。