デザイン（ファッション）ジュエリーは続けられない現実

宝飾品といわれる定番商品は、まだまだ

生き残れるでしょう。

＊定番商品とは

中央に主役の石を置き、周りを

小さなダイヤでぐるりと取り巻くリングなど。

 

 

このタイプを好む客層は、

デザインではなく石の価値を

求める方がほとんど。

 

宝飾好きといっても、２つに分かれます。

・価値を求める方

・質や完成度はもちろん、

デザイン性やアート性を好まれる方

とに分かれます。

 

したがって、デザインものは今の日本

では事業継続は難しくなって、かなり

久しいです。

 

売却時には全く関係はなく、貴金属の

地金価値しか換金できませんから。

どんなに高い石がついていても、

買取はしてくれません。

 

有名なブランドものなら、石を外さな

くとも買取しますが、実際には殆ど

地金代金と考えてください。

 

貴金属地金の高騰もあり、作り手も

思うようなデザインを作れなくなりました。

 

業者の中には、シルバーに転向して

いる人も多いと思いますが、それで

も生活必需品ではないジュエリーな

ど、今は敬遠されがち。

 

作るほどに在庫が増える

サービス満点に使う立場で新作を

作っても、作れば作るほど在庫を

増やしているようなもの。

 

最高品質のパールを使用。

手指がすらりと長く見える仕掛けの

デザインをほどこし、

その上フリーサイズでサイズ調節

可能にしたデザインリング。

 

これでは継続不可能で、新作も

地金売却して現金化するしかないです。

 

ジュエリー関係業者の倒産も

毎年増え、取引先がなくなっているのが現実。

 

より継続ができないし、作っても

関係業者が倒産しては、商品の

完成は見込めません。

 

メイドインジャパンは望めなくなるかも

金曜日の買い取り価格も下がり気味

なってきています。

円高との関係でしょうか？

 

本日の価格情報 《一般向け》2024年08月02日（09:30更新）現在

 

シルバーなどは１００円切ったら

売る気なくなりますね。

 

 

しかし純金は下がっても１万円以上。

相変わらず高いです。

 

 

下がったといってもまだ高値。

制作側にすれば、細く小さなもの物

しか作れない。

 

それも見て頂くだけになるだろうジュエリー。

 

在庫を増やすだけになるかもしれな

い商品。

 

ここまでくると、やはり続ける意味

がなくなります。

 

別の物に変更しない限り商売に

ならないです。

 

・鋳造業者

・やすり職人

・石研磨業者

・石止め彫り留職人や業者

・各パーツ販売業者

・石の販売業者など、

すべての関連業者が消えて行っています。

 

商売がなりたたない現実になっています。

私の知り合いのジュエリー会社社長も

夜逃げし、今どこでどうしているかも

わかりません。

 

・別の社長は、一家離散しラーメンの

屋台を引いているとの話も聞いてます。

 

・別の社長はお気の毒にも

自ら命を絶たれました。

 

物を購入しない時代になっては、

経済は発展はしないですね。

 

メイドインジャパンは難しくなります。

多くが海外からの取り寄せばかりになるかもしれませんね。

 

まとめ

・定番商品は生き残れるかも。

・宝飾好きは２つに分かれる。

価値を求める方

質や完成度はもちろん、

デザイン性やアート性を好まれる方。

・売却時には全く関係はなく、

貴金属の地金価値しか換金できません。

どんなに高い石がついていても、

買取はしません。

・現在は作れば作るほど在庫が増える。

・現在このような状態のため、倒産が増えている。